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- 急な出費や収入が途絶えたときに備えたい
- 何回貯金に挑戦しても成功しない
- 簡単に貯金できる方法が知りたい
この記事はこのような悩みに答えます。
限られた収入で家計をやりくりしてお金を貯めるのは大変。貯金しようとしてもすぐ挫折してしまう…
そんな自分に自信をなくしていませんか。
貯金が成功しない理由は意志が弱いとかだらしないとかではありません。正しい貯金方法を知らないだけで、正しい方法を理解すれば貯金はできます。
貯金をする目的は人ぞれぞれですが、どんな人でも必ず貯めるべき生活防衛資金というお金があります。
この記事では、無理のない生活防衛資金の貯め方をご紹介します。

この方法なら今までどうやってもできなかった貯金に成功して「自分もやればできる」という自信につながります。
生活防衛資金の存在は生活にゆとりを生み、転職や起業など自分の可能性を見出す行動を後押ししてくれますのでぜひ最後まで読んでください。
生活防衛資金とは?


生活防衛資金ってどんなお金ですか?
生活防衛資金とは「万が一の事態に備えて貯めておくお金」のことです。
万が一とはこんなとき
- 大きな病気やケガで働けなくなった
- 倒産やリストラで仕事を失った
- 高額な入院・手術費用が必要になった
普段は想定しない大金が急に必要になっても、生活防衛資金があればその場をしのげます。

そんなの保険に入っているから必要ないでしょ
保険は万が一の備えに有効ですが、保険金は支給されるまでに時間がかかり、急な出費に対応できないことも多いです。
例えば、会社員が仕事中にケガをした場合、労災保険によって自己負担は0ですが、治療費はすぐに支給されません。
労災指定病院以外で治療を受けた場合、費用を立て替える必要があり、このとき健康保険は使えないので実費全額をいったん自分で病院に払って保険金が支給されるのを待たなくてはなりません。

10割負担は震えます。医療保険のありがたみがわかる瞬間です
また、保険は使える場面が限られるので、たとえ保険に入っていてもあらゆるできごとに対処できる貯金はしておくべきです。

貯金なら他にあるからわざわざ別に用意しなくてもいいでしょ
別に貯金があればそこから工面もできますが、できれば普通の貯金と生活防衛資金は別に管理するのがおすすめです。
理由は目的がまったく別だからです。
一般的な貯金は使う目的が決まっていませんか。
- 住宅や車を買うための頭金
- 子供の大学進学費用
- 結婚20周年を記念しての旅行費用 など
一般的な貯金は「いつまでに必要」「いくら必要」が明確です。
一方、生活防衛資金は不測の事態に備えるお金なので、「いつまで」「いくら」という概念がありません。
生活防衛資金を子供の学費用の貯金から捻出すると将来設計が大きく狂ってしまいますので、他の貯金とは別に管理することをおすすめします。
生活防衛資金はいくら貯めればいい?


生活防衛資金ってどのくらい貯めれば安心かしら?
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果」の世帯別消費支出をもとに、世帯の人数に応じて算出した生活防衛資金の目安は下記の通りです。
世帯人数 | 目安 | 具体的金額 |
1人暮らし (独身) | 生活費の3か月分以上 | 約49万円 |
夫婦2人暮らし | 生活費の3か月~ 6か月分以上 | 約88万円~ 175万円 |
子供がいる世帯 | 生活費の6か月~1年分以上 | 約175万円~350万円 |
1か月の消費支出平均額は、単身世帯が161,753円、2人以上の世帯が290,865円となっています。
子供がいる世帯は、働ける時間に制約ができる、教育費などで支出を抑えるのが難しいことから多めに備える必要があります。
保険金の支給で遅いのは雇用保険の基本手当、いわゆる失業保険です。
自己都合退職の場合、保険金の支給は申請から長いと3か月ほどかかりますから、最低3か月間、無収入でも生活できるお金があればひとまず安心といえます。
生活防衛資金はどうやって貯める?おすすめは先取り貯金!


貯金ってどうやればいいの?成功した試しがないんだけど…
貯金は先取り貯金がおすすめです。生活防衛資金に限らず、あらゆる貯金を成功に導く王道の手法です。
先取り貯金とは?
毎月、収入が入ったら真っ先に貯金額を取り分けて別の場所(貯金用口座など)に貯める方法
家賃や携帯電話代などと一緒に、支払用のお金を確保する感覚で取り分けてしまいましょう。
逆に収入から生活費を引いた残りを貯金しようとすると失敗しやすいのでやめましょう。
手元にお金があるとまだ余裕があると思ってついつい使ってしまいます。残る金額もバラバラで残らないことも多々あり、当然そんな月は貯金できません。
結果が伴いにくいのでやっても無駄となって挫折します。
先取り貯金をすれば毎月一定額を必ず貯金でき、成果が目に見えてわかるので「自分もできる」と自信がつきます。

確実に貯まっていく通帳を見ると「来月もまた頑張ろう」という気になれますよ
先取り貯金成功の秘訣は「自動化×分別管理」


先取り貯金がいいのはわかったけど、毎月自分で取り分けるのが面倒で続く気がしない。何かいい方法ない?
先取り貯金を成功させる秘訣は2つ。「自動化」と「分別管理」です。
収入が入る口座から貯金額を毎月取り分けるのは正直面倒ですよね。
引き出すのは生活費と一緒にできるのでいいとしても、別の口座に入金する手間が煩わしいと思う人もいるでしょう。
さらに甘えが出やすいという問題があります。
「今月は売り上げが悪くて給料が少ない」
「今月は結婚式ラッシュでいつもより出費の予定が多い」
何かと言い訳を作って妥協しがちです。
ですから、先取りは自動化がおすすめです。
そして、生活防衛資金は基本的に使わずほったらかしにしたいお金です。
お金の出入りが頻繁な口座に入れておくと、ほったらかしどころか貯めておくはずのお金をうっかり使いかねません。
なので、生活防衛資金は普段目に付かない口座に分別管理しましょう。

自動で目に付かない場所にお金を移せれば自然とお金が貯まります
おすすめの「自動化×分別管理」3選

ここでは、貯金額の先取りと、別口座への分別管理が自動でできる方法を3つご紹介します。
- 財形貯蓄
- 自動積立定期預金
- 目的別口座への定額自動振替
1度設定すればあとは自動でお金が動きとても便利なので、自分でやりやすい方法で実践してみてください。
1.一般財形貯蓄
「自動化×分別管理」の1つ目は一般財形貯蓄です。
一般財形貯蓄は次の通り定義されています。
勤労者が、金融機関などと契約を結んで3年以上の期間にわたって、定期的に—つまり毎月又は夏季・年末のボーナス時期などに—賃金からの控除(天引)により、事業主を通じて積み立てていく目的を問わない使途自由な貯蓄のことです。契約時の年齢制限はありませんし、複数の契約もできます。
引用元:厚生労働省「財形貯蓄制度」
一般財形貯蓄の最大のメリットは給与天引きです。
お金の管理が会社任せなので、普段通りに働くだけで生活防衛資金が用意できます。
また、複数契約できるので、「生活防衛資金」「子供の教育資金」など目的別に貯蓄場所を分けられます。
ただし、一般財形貯蓄は勤務先の会社が財形貯蓄制度を導入していないと利用できません。
まずは自分の会社に財形貯蓄制度があるかを確認してください。もしない場合は、これからご紹介する2つの方法を検討しましょう。
2.自動積立定期預金
「自動化×分別管理」の2つ目は自動積立定期預金です。
自動積立定期預金とは?
毎月一定額を普通預金口座から定期預金口座へ自動でお金を移し積み立てる定期預金
給与が振り込まれる金融機関で口座を用意すれば、手数料もかからず給料天引きに近い形で貯金ができます。

でもこれ定期預金だよね?必要なときに引き出せないのでは?
自動積立定期預金は満期を設定せずエンドレスに積み立てる商品が多く、途中で出金できることが多いです。

名前は定期預金でも必要なときにすぐ引き出せるので生活防衛資金を貯めるのに向いています
自動積立定期預金は取り扱う金融機関が多く、すでに口座をお持ちの銀行等で始められるかもしれません。
すぐ始めたい人はまず口座をお持ちの金融機関に相談してみましょう。
3.目的別口座への定額自動振替
「自動化×分別管理」の3つ目は目的別口座への定額自動振替です。
通常、1つの金融機関で口座は1つしか作れませんが、金融機関によっては代表口座の下に目的に応じて別口座が持てます。この口座が目的別口座です。
2023年10月現在、目的別口座が作れるのは住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行の2つがあります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
![]() 住信SBIネット銀行 | ![]() GMOあおぞらネット銀行 | |
利用可能口座数 | 10 | 10 |
目的別口座への直接入出金 | 不可 | 可 |
振込 | 不可 | 可 |
代表口座から 目的別口座への 自動振替 | 可 | 可 |
詳細を見る | 詳細を見る |
目的別口座単体での使い勝手はGMOあおぞらネット銀行に軍配が上がりますが、住信SBIネット銀行は資産運用に優れているSBI証券と連携が取れるので、iDeCoやNISAの利用を考えている人は住信SBIネット銀行の方が良いかもしれません。
生活防衛資金を先取り貯金するときの注意点3選

ここでは、生活防衛資金を先取り貯金するときの注意点を3つご紹介します。
- すぐ使えるけれど引き出すのがちょっと手間な場所に貯める
- 無理な金額設定をしない
- 普段の出費に使わない
1.すぐ使えるけれど引き出すのがちょっと手間な場所に貯める
生活防衛資金を貯める場所は「すぐ使えるけれど引き出すのに少し手間がかかる場所」にしましょう。
生活防衛資金はまとまった出費にすぐ対応するためのお金なので、すぐ引き出せる場所に置いておくのが鉄則です。
基本は普通預金口座やいつでも引き出せる自動積立定期預金口座に入れておきましょう。
貯めつつ増やしたいからといって、生活防衛資金を貯める目的でiDeCoを使ったりしてはいけません。

でもさ、普通預金口座だとATMでサッと引き出せるからついつい使っちゃいそう…
そこで、おすすめした3つの分別管理の出番です。
- 一般財形貯蓄は会社に必要な手続きを頼む
- 自動積立定期預金も銀行に手続きの依頼が必要な場合がある
- 住信SBIネット銀行は目的別口座への直接入出金ができず、一度代表口座を通す必要がある
すぐ使えるけれど使うために少し手間がかかる仕組みがいい意味で安易な引出しを抑えてくれます。

ついついお金を使ってしまうタイプの人は活用を考えてみてください
2.無理な金額設定をしない
生活防衛資金を先取り貯金するとき、先取る金額は無理のない範囲で設定しましょう。
貯金するうえで節約する意識は大切ですが、無理な節約は貯金を挫折させます。
最初は少額から試して、もっとイケそうと思ったら徐々に金額を増やしてください。

少額をチマチマ貯金して意味あるの?
毎月5,000円貯金したら1年間で6万円貯まります。10年なら60万円です。
今まで何をやっても貯金できなかった人にすれば快挙じゃありませんか。
もし何もしなければ1年後も10年後も貯金は0のままです。

大切なのは行動に移すことです
3.普段の出費に使わない
生活防衛資金は、生活費などの普段の出費に使ってはいけません。
生活防衛資金の出番はこんなとき
- 大きな病気や障害で働けなくなった
- 倒産やリストラで仕事を失った
- 高額な入院・手術費用が必要になった
今月ちょっと使い過ぎて家計がピンチだから、という理由で使うためのお金ではないことを改めて自分に言い聞かせましょう。

経済的にゆとりのある生活を手に入れるにはここが我慢のしどころです
まとめ|先取り貯金で生活防衛資金を確保してゆとりある生活を手に入れよう!

経済的にゆとりのある生活には生活防衛資金の存在が不可欠です。
この記事では、生活防衛資金を貯めるため、貯金の王道「先取り貯金」を無理なく成功させる「自動化×分別管理」をご紹介しました。
貯金で大切なのは継続です。毎月少しずつでも続けることが目標達成への道です。
「自動化×分別管理」を作り上げてしまえば、普段通りの生活をするだけで自然とお金が貯まります。
今まで貯金に挫折してきた人も成功できると思いますので、ぜひ実践して経済的にゆとりのある生活を手に入れてください。