
この記事では、仮想通貨の取扱い銘柄数No.1の仮想通貨取引所GMOコインが運営する自動積立サービス「つみたて暗号資産」についてご紹介します。
- つみたて暗号資産ってどんなサービス?
- 他のサービスと比べてどんな点が強い?
このような疑問にお答えします。
結論を先に言うと、つみたて暗号資産は投資で重要な手数料対策がしやすく、いろいろな銘柄で積立ができるサービスです。
- つみたて暗号資産の概要
- つみたて暗号資産の特徴や注意点
- つみたて暗号資産がおすすめな人、不向きな人
などがわかる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧になってください。
つみたて暗号資産とは?
つみたて暗号資産とは、仮想通貨の積立投資をGMOコインがあなたに代わって自動で行ってくれるサービスです。
積立投資は「投資の王道」と言われ、基本である「長期」「分散」「積立」の3要素すべてを満たした投資ができます。
自動積立なので、値動きによって感情を揺さぶられることなく、あなたが設定したプランを確実に実行し、投資を成功に導くサポートをしてくれます。
つみたて暗号資産の概要は以下の通りです。
利用可能者 | GMOコインに口座を持っている個人・法人 |
取扱い通貨 | 18種類 |
積立日 | 毎日、または毎月 |
積立金額 | 月500円~50,000円 500円単位で設定可能 |
手数料 | クイック入金:無料 振込入金:金融機関が定める振込手数料 |
購入方法 | GMOコイン口座から引き落とし |
仮想通貨の積立投資については、当ブログの記事「【初心者におすすめ】仮想通貨自動積立ガイド」にて解説していますので、あわせてご覧になってください。
つみたて暗号資産ならではの特徴
ここでは、つみたて暗号資産ならではの特徴をご紹介します。
つみたて暗号資産ならではの特徴は次の3つです。
- 出金手数料がほぼ0
- 振込手数料も0にしやすい
- 積立可能銘柄が最多の18銘柄
1.出金手数料がほぼ0
つみたて暗号資産を利用した場合、日本円の出金は基本的に手数料が0円です。
コインチェックの「Coincheckつみたて」やビットフライヤーの「bitFlyerかんたん積立」ではかかってしまう出金手数料を気にしなくて良いのがつみたて暗号資産最大の強みです。
ちなみに「ほぼ0」と表現しているのは、2,000万円を超える出金については、400円の手数料+所定の審査が必要だから。
とはいえ、この点に関しては口座に2,000万円を超える資産を保有してから心配すれば良い内容なので、実質手数料は0と認識していて問題はありません。
2.振込手数料も0にしやすい
取引所の口座へ入金する時に気になるのが振込手数料。
口座への入金はそれなりの頻度で行うと予想されるので、無料にする対策が必須です。
GMOコインでは、入金方法に「即時入金」「振込入金」の2通りがあり、即時入金を利用すると手数料は無料になります。
と、ここまではよくある話なのですが、GMOコインの即時入金は取扱金融機関の多さが特徴で、以下の9つの金融機関のいずれかのインターネットバンキング口座を持っていれば入金手数料を無料にできます。
- GMOあおぞらネット銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- PayPay銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
ビットフライヤーが運営する「bitFlyerかんたん積立」では、入金手数料を無料にできるのは三井住友銀行と住信SBIネット銀行の2つだけなので、GMOコインの利便性の高さがおわかりいただけると思います。
3.積立可能銘柄が最多の18銘柄
つみたて暗号資産で積立可能な銘柄は18種類と他サービスと比較しても多いです。
初心者である現段階で気にする必要はあまりありませんが、将来的にいろいろな仮想通貨取引をしたい人にはつみたて暗号資産が最もおすすめです。
つみたて暗号資産はこんな人におすすめ
特徴を踏まえると、つみたて暗号資産はとにかく手数料をかけずに投資をしたい人におすすめです。
特にGMOコインでは出金手数料が無料なのが大きな強みです。
入金手数料も無料にできる金融機関が他より多いので、活用できる環境にある人は利用を検討してみてください。
つみたて暗号資産利用時の注意点
ここでは、つみたて暗号資産を利用するうえでの注意点をご紹介します。
大きな注意点は2つです。
- 毎日積立が使いにくい
- 設定受付時間が24時間対応でない
1.毎日積立が使いにくい
つみたて暗号資産で毎日積立をしようとすると、1ヶ月あたりの投資額は大きくなりやすいです。
これは設定した積立額を日割り計算できないからです。
そのため、最低積立額は500円と少額でも、毎日積立を選ぶと1ヶ月あたり約15,000円が最低でも必要になります。
少額を毎日積立することでリスクを分散させたいと考える人には、つみたて暗号資産はやや使いにくいかもしれません。
2.設定受付時間が24時間対応でない
つみたて暗号資産は毎日8:00~10:59の間は設定の受付時間外となり、積立の設定、変更、削除のいずれも行うことができません。
「またあとで」の繰り返しで積立が先延ばしになりそうな人は注意が必要です。
つみたて暗号資産の利用が不向きな人
仮想通貨は値動きが激しいので、毎日積立でリスクを軽減したいと考える人が多いと予想されます。
毎日積立でリスク分散をしたい人につみたて暗号資産はやや不向きと言えます。理由は毎日積立にすると1ヶ月あたりの必要最低額が大きくなってしまうからです。
ただし、毎日積立でなくて良いなら、最低積立額は500円からと少額で投資できるのでハードルはかなり下がります。
「少額、毎日積立」を絶対条件にしたい人にはCoincheckつみたてやbitFlyerかんたん積立などを利用する方が投資プランにマッチしやすいかもしれません。
つみたて暗号資産の始め方
ここでは、つみたて暗号資産を3ステップで簡単に始める方法をご紹介します。
始め方の3ステップは次の通りです。
- GMOコインの口座を開設(すでに開設済みの人は飛ばしてOK)
- 口座に資金を入金
- 積立条件を設定して開始
1.GMOコインの口座を開設
積立に限らず、あらゆる取引をするためにはまずGMOコインの口座を開設しなければなりません。
口座はパソコン、スマホのどちらからでも開設できますが、スマホ限定でできる「かんたん本人確認」というサービスが24時間いつでも10分ほどの時間で口座を開設できるのでおすすめです。
詳細は「GMOコイン口座の開設方法(準備中)」にてご紹介していますのであわせてご覧になってください。
すでにGMOコイン口座をお持ちの方はここを飛ばして次に進んでください。
2.口座に資金を入金
GMOコイン口座を開設したら、口座へ積立金を入金します。
入金方法は「即時入金」と「振込入金」があります。ここでは即時入金の一例として、GMOコインアプリで楽天銀行を使った入金方法をご紹介します。
まずアプリを起動させ、右下の「アカウント」をタップ。続いて、アカウント画面中央にある「入金」をタップすます。


金融機関選択画面になりますので、楽天銀行を選択。即時入金手続き画面になったら入金額を入力して「入金開始」をタップ。


後は選択した金融機関(今回の場合は楽天銀行)のサイトに移行しますので、ログインして入金の手続きをすれば完了です。
3.積立条件を設定して開始
口座への入金が完了したら、積立条件を設定します。
ここでは、GMOコインアプリで設定する手順をご紹介します。
まずアプリを起動させ、右下の「アカウント」をタップ。続いて、アカウント画面の下部にある「つみたて暗号資産」をタップします。


積立銘柄選択画面から積み立てたい銘柄の「設定」タップします。ここではビットコインを選択してみます。

プラン、金額の設定画面になりますので、希望する積立内容を入力して確認画面へ進み、間違いなければ「設定する」をタップして完了です。


つみたて暗号資産のまとめ
最後に、つみたて暗号資産について、もう一度おさらいします。
- つみたて暗号資産とは、仮想通貨の積立投資がGMOコインを使って自動でできるサービス
- つみたて暗号資産は、出金手数料はほぼ無料。入金手数料も無料にしやすい
- つみたて暗号資産は取引可能銘柄が多いので、投資の選択肢が広い
- つみたて暗号資産は、とにかく手数料をかけたくない人におすすめ
- つみたて暗号資産には、毎日積立の使い勝手がイマイチ、設定受付時間が24時間対応でないといったデメリットがある
- つみたて暗号資産は、予算を毎月1万円以内で毎日積立したいような人には向かない
- つみたて暗号資産の始め方は、口座開設、口座へ入金、積立条件の設定の3ステップで簡単にできる
現状、つみたて暗号資産は毎月積立において便利なサービスと言えます。
今後、毎日積立の使い勝手が改善されれば、さまざまなニーズに対応できるサービスになり、手数料の抑えやすさが強みとなって利用者が増えるでしょう。
今回の記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。