
この記事では、ビットコインの取引量が6年連続No.1の仮想通貨取引所※ビットフライヤーが運営する自動積立サービス「bitFlyerかんたん積立」についてご紹介します。
※Bitcoin日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
- bitFlyerかんたん積立ってどんなサービス?
- どんなことができるの?
- 使うとどんな得がある?
このような疑問にお答えします。
結論を先に言うと、bitFlyerかんたん積立は予算を毎月1万円以下にしたい、複数の銘柄に少額ずつ投資したい人に特におすすめです。その理由も含めて、
- bitFlyerかんたん積立の概要
- bitFlyerかんたん積立ならではの特徴や注意点
- bitFlyerかんたん積立がおすすめな人、不向きな人
などがわかる内容になっています。ぜひ最後までご覧になってください。
bitFlyerかんたん積立とは?
bitFlyerかんたん積立とは、仮想通貨の積立投資を仮想通貨取引所のビットフライヤーがあなたに代わり自動で行ってくれるサービスのこと。
積立投資は「投資の王道」と位置づけられ、投資の基本である「長期」「分散」「積立」のすべてを実践できます。
bitFlyerかんたん積立ではあなたが設定したプラン通りに積立を実行してくれるので、簡単・確実に王道の投資を実践することができます。
bitFlyerかんたん積立の概要は以下の通りです。
利用可能者 | bitFlyer口座を持っている個人・法人 |
取扱い通貨 | 17種類 |
積立日 | 毎日、毎週、月2回、毎月のいずれか |
積立金額 | 月1円~100万円 1円単位で設定可能 |
手数料 | 下記別表の通り |
購入方法 | bitFlyer口座から引き落とし |
手数料については、以下の通りとなります。
積立手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料(住信SBIネット銀行利用) 330円(住信SBIネット銀行以外利用) |
出金手数料 | 220円(三井住友銀行、3万円未満) 440円(三井住友銀行、3万円以上) 550円(三井住友銀行以外、3万円未満) 770円(三井住友銀行以外、3万円以上) |
仮想通貨の積立投資については、当ブログの記事「【初心者におすすめ】仮想通貨自動積立ガイド」にて解説していますのであわせてご覧になってください。
bitFlyerかんたん積立ならではの特徴
この章では、bitFlyerかんたん積立ならではの特徴をご紹介します。
bitFlyerかんたん積立ならではの特徴は3つあります。
- 設定できる積立条件の自由度が高い
- ポイ活感覚でビットコインを貯められる
- クレジットカードの利用でビットコインを貯められる
1.設定できる積立条件の自由度が高い
特徴の1つ目は、設定できる積立条件の自由度の高さです。
「Coincheckつみたて」「GMOコイン つみたて暗号資産」と比べても自由度の高さはダントツで、多様なニーズに応えられます。
例を挙げると、毎月1万円をビットコインとイーサリアムに5,000円ずつ、毎日積立で積み立てたい、なんて設定も簡単にできます。
Coincheckつみたてではこの設定はできません。
Coincheckつみたてでは、1銘柄につき1万円以上の購入が必要なので、ビットコインとイーサリアムの2銘柄を購入したい場合、それぞれ1万円ずつ、最低でも月2万円以上の資金が必要です。
GMOコインのつみたて暗号資産でもこの設定はできません。
つみたて暗号資産では、毎月5,000円の積立は可能ですが、その5,000円を日割りで積み立てることができません。
設定画面で「毎日プラン」「5,000円」と設定すると「毎日5,000円ずつ積み立てる」扱いになります。
bitFlyerなら1日の積立額を5000/30=167円を2銘柄それぞれに設定することで積立が可能です。
細かい積立条件を設定できるのがbitFlyerかんたん積立の強みです。
2.ポイ活感覚でビットコインを貯められる
特徴の2つ目はポイ活の要領でビットコインを貯められることです。
bitFlyerアプリを起動させ、右下の「メニュー」→「ビットコインをもらう」とタップするとポイ活アプリのような画面になります。



ここから案件をクリアすることでビットコインが貯められます。
売却できるだけのビットコインを貯めるのはかなり大変ですが、スキマ時間の有効利用や商品・サービス購入時に利用できるようならついでにゲットとオマケ感覚で貯めるには良いでしょう。
3.クレジットカード利用でビットコインを貯められる
特徴の3つ目はbitFlyerクレジットカードです。bitFlyerクレジットカードを使って買い物をすると利用金額に応じてビットコインが付与されます。
他のクレジットカードでポイントやマイルが貯まるところがビットコインになっています。
公共料金や携帯電話代など、毎月発生する支払いに利用することで、お得にビットコインを貯めることができます。
bitFlyerかんたん積立利用時の注意点
ここでは、かんたん積立を利用する際の注意点である手数料について解説します。
手数料はbitFlyerかんたん積立最大のデメリットですので、まずは内容をしっかり把握してください。
そのうえで、手数料対策について解説します。
bitFlyerかんたん積立利用時にかかる可能性がある手数料は以下の通りです。

- 入出金で手数料が優遇される金融機関が異なる
- 取引金額で手数料が変わる
などCoincheckつみたて(コインチェック)やつみたて暗号資産(GMOコイン)に比べて複雑かつ割高の手数料になっています。
手数料は投資においてできるだけ抑えるのが鉄則です。では、どのような対策を取れば良いでしょうか。考えられる方法は2つあります。
- 1.三井住友銀行または住信SBIネット銀行の口座を開設する
- 1つ目の方法は利用すると手数料が安くなる三井住友銀行または住信SBIネット銀行の口座を開設する方法です。
どちらの口座を開設した方が良いかですが、出金手数料のことまで考えると三井住友銀行をおすすめします。
bitFlyer口座への振込先は三井住友銀行と住信SBIネット銀行の両方が用意されており、同一金融機関内での振込によって三井住友銀行からの振込手数料も無料にできるからです。(SMBCダイレクトの利用が条件) - 2.各金融機関の振込手数料優遇サービスを利用する
- 2つ目の方法は、金融機関ごとに定められている利用状況に応じた手数料優遇サービスを利用する方法です。
例をご紹介しますと、私は楽天銀行の口座を持っており、ハッピープログラムというサービスを利用しています。
ハッピープログラムでは、エントリー後、
・対象取引の件数
・預金残高
・ローン商品の利用
・給与・賞与の受取口座に指定
などによって、ATM手数料や振込手数料が毎月所定の回数無料になります。これを利用して振込の際の手数料を抑えています。
まずはお持ちの口座に類似のサービスがあるか確認してみましょう。
bitFlyerかんたん積立はこんな人におすすめ
かんたん積立ならではの特徴や注意点を踏まえたうえで、利用をおすすめするのは以下のような人です。
- 積立条件を細かく設定したい人
- 購入額を抑えつつ保有量を増やしたい人
- 三井住友銀行または住信SBIネット銀行の口座をすでに持っている人
- 手数料対策がしっかり取れる人
- すぐに仮想通貨投資を始めたい人
積立条件を細かく設定したい人
積立条件を細かく設定したい人はbitFlyerかんたん積立一択です。
- 毎月の積立額を10,000以内におさめたい
- 複数の銘柄に少額ずつ毎日積立をしたい
こんな条件も1円から積立可能、1円単位で設定可能のbitFlyerかんたん積立なら楽勝です。と言うか、かんたん積立以外ではこのような細かい設定はできません。
購入額を抑えつつ保有量を増やしたい人
資金の拠出額を抑えつつ、仮想通貨の保有量を増やしたい人にはbitFlyerかんたん積立がおすすめです。
なぜならポイ活感覚でできる豊富なビットコイン獲得案件やbitFlyerクレジットカードを利用してのビットコイン獲得など、通常の購入以外にも仮想通貨を貯めることができるから。
貯められるのはビットコインのみですが、いきなり初心者がマイナーな仮想通貨に投資するのは危険なのでちょうど良いでしょう。
三井住友銀行や住信SBIネット銀行の口座をすでに持っている人
三井住友銀行や住信SBIネット銀行の口座をすでに持っている人はbitFlyerかんたん積立の利用がおすすめです。
余計な手間をかけずに手数料を抑えながらすぐに積立ができるのですから、利用しない手はないですよね。
手数料対策がしっかり取れる人
現在使っている金融機関のサービスを利用して手数料を抑えることができる人はbitFlyerかんたん積立の利用がおすすめです。
長期保有が前提の積立では、入金(振込)手数料を抑えることができればひとまずOKなのであなたのメインバンクで手数料が抑えられるか確認しましょう。
すぐに仮想通貨投資を始めたい人
bitFlyerかんたん積立はすぐに仮想通貨投資を始めたい人におすすめです。
理由は毎日積み立てプランを選択すると最短で翌日から積立を始めることが可能だから。
Coincheckつみたてなどは手続きのタイミングが悪いと、毎日積み立てプランを選択しても最長で1ヶ月ほど積立開始までに時間が開いてしまいます。
始めようと思い立った時に始められないとモチベーションが下がりますので、湧き出たやる気を削がないbitFlyerかんたん積立で仮想通貨を始めましょう。
bitFlyerかんたん積立の利用が不向きな人
逆にbitFlyerかんたん積立が向かないのは手数料対策が面倒な人です。
ビットフライヤーは手数料がかかる箇所が多いのが難点です。
特に積立では入金時の振込手数料の抑制は必須なので、これが面倒な人にbitFlyerかんたん積立は不向きです。
このような人には、口座振替の採用により、振込手数料がそもそも発生しないCoincheckつみたてをおすすめします。
bitFlyerかんたん積立の始め方
bitFlyerかんたん積立は以下の3ステップで簡単に始めることができます。
- bitFlyer口座を開設
- 口座へ資金を入金
- 積立条件を設定して開始
詳細は「【毎日1円からできる自動積立】「bitFlyerかんたん積立」の始め方」にてご紹介していますのであわせてご覧ください。
bitFlyerかんたん積立のまとめ
最後にbitFlyerかんたん積立の内容をおさらいします。
- bitFlyerかんたん積立は仮想通貨取引所のビットフライヤーが仮想通貨の積立をあなたが設定した通りに自動で行ってくれるサービス
- bitFlyerかんたん積立ならではの特徴は3つ
- 設定できる積立条件の自由度が高い
- ポイ活感覚でビットコインを貯められる
- クレジットカード利用でビットコインを貯められる
- bitFlyerかんたん積立利用時の注意点は「手数料対策」
- bitFlyerかんたん積立がおすすめなのは以下の5つに該当する人
- 積立条件を細かく設定したい人
- 購入額を抑えつつ保有量を増やしたい人
- 三井住友銀行や住信SBIネット銀行の口座を持っている人
- 手数料対策がしっかり取れる人
- すぐに仮想通貨投資を始めたい人
- bitFlyerかんたん積立が不向きなのは手数料対策が面倒な人
- bitFlyerかんたん積立の始め方はかんたん3ステップ
- bitFlyer口座を開設
- 口座へ資金を入金
- 積立条件を設定
投資をしたい人のニーズに最も幅広く応えることができるのがbitFlyerかんたん積立の最大の強みです。
積立投資は「継続することが大事」なので、無理のないプランを立ててじっくり積み重ねていきましょう。
今回の記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。