
この記事では、FP3級検定を正答率90%以上で一発合格する方法をご紹介します。
この記事はこのような方向け
- FP2級合格を目標にしていて、受検資格を得るためにFP3級検定に合格したい人
- お金の勉強に初めて取り組む人
検定の合格基準は正答率60%以上ですが、2級のための通過点と考えている人は3級を余裕で合格できるレベルを目指すことをおすすめします。
なぜなら、2級の勉強内容は3級を深掘りしたものがメインだからです。新しく覚えることはさほど多くありません。
ですから、3級の内容をしっかり理解して、2級受検へ弾みをつけてください。
また、初めてお金の勉強をする人にFPの勉強はとても有効です。
FPの知識はこんなときに役立つ
- 年末調整で正しく所得控除が申請でき、余計な税金を納めなくて済む
- 自分にとって本当に必要な保険を見分けられる
- iDeCoやNISAなどの初心者向け資産運用の概要が理解できる

日常生活のいろいろな場面でお金に対する考え方が変わりますよ
この記事でご紹介する内容は、私ツツミがFP3級合格を目指して実際に行った方法です。
ちなみに、勉強を始める前の私はこんな感じ。

こんな冴えない経歴の人間でも結果を出せた方法ですから、この記事の通り勉強すれば大半の人は余裕で合格できると確信しています。ぜひ最後までご覧ください。
FP3級検定の概要

本題に入る前に、FP3級検定の概要をご紹介します。
FP3級検定の概要
- FP検定は日本FP協会、金融財政事情研究会(きんざい)という2つの指定機関で受検できる。どちらの機関で合格しても、合格の価値は同じ
- 検定は毎年1月・5月・9月の年3回実施
- 学科、実技の2つの試験があり、両方の合格基準を満たす必要がある
- 学科:試験時間120分。問題数60問。36点以上(60点満点)で合格
- 実技:試験時間60分。問題数20問。60点以上(100点満点)で合格
- 学科はFP協会、きんざいで共通
- 実技はFP協会は「資産設計提案業務」のみ、きんざいは「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」のいずれかを選択して受検
- 出題形式はすべて3択マークシート方式
実技試験の内容が分かれるため、FP協会ときんざいのどちらで受検するかを悩む方が多いです。
内容的には、FP協会は「全分野を広く浅く」きんざいは「範囲をやや絞って深く」出題される傾向にあります。
保険会社に勤めていて、仕事に活用したい人はきんざいの「保険顧客資産相談業務」を、それ以外の人はFP協会で受検するのがおすすめです。
FP3級検定を正答率90%以上で一発合格する方法

では本題の「FP3級検定を正答率90%以上で一発合格する方法」をご紹介します。
結論から言うと「お金の寺子屋」というサイトが運営しているオンラインスクールのカリキュラムに従って勉強する、という方法です。
初めて聞く人もいると思いますので、まず「お金の寺子屋」とはどんなサイトなのかを簡単にご紹介します。
お金の寺子屋はこんなサイト
- お金の知識を誰でも学べる場所の提供を目的に作られたサイト
- 生きるうえで一生ついて回るお金の知識を学ぶのに、お金の壁があってはいけないという考えの下、サイト内のコンテンツは無料で利用できる
- 講師を務める代表の東条慎也氏はFPの最上級資格であるCFP認定者。1級FP技能士
オンラインスクールといっても利用に費用はかかりません。
LINE、またはFacebookでお金の寺子屋公式アカウントとつながり、毎日配信される課題をこなすことで、試験本番に向けて無理なく知識が積み上がります。

お金の寺子屋をフル活用すれば、FP2級までは合格できます
お金の寺子屋オンラインスクールを利用する4つのメリット

ここでは、お金の寺子屋オンラインスクールを利用するメリットを4つご紹介します。
1.役立つお金の基礎知識が身に付く
1つ目のメリットは、役立つお金の基礎知識が身に付くことです。FPに限らず資格は実生活や実務で役に立たなければ意味がありません。
お金の寺子屋でFPの資格を取れば、さらに上の資格を目指す足掛かりにする、自らの生活に役立ててお金を節約したり稼いだりできるだけの知識が身に付きます。

私は自らの資産運用とWebライターとしての権威性アップに知識が役立っています
2.独学で資格が取れる
2つ目のメリットは独学で資格が取れることです。
資格取得を目指す場合に独学でいけるのか、スクール等を利用した方がいいのかを一度は考えると思います。
結論を言うと、FP3級は独学で取れます。理由は難易度が低いからです。
実施年月 | 2023年1月 | 2022年9月 | 2022年5月 | 2022年1月 |
学科試験 | 85.25% | 80.78% | 83.37% | 87.01 % |
実技試験 | 88.34% | 84.44% | 90.33% | 90.75% |
引用元:日本FP協会 FP技能士の取得者数及び試験結果データ
FP3級は普通に勉強すればほぼ合格できる難易度であることがデータからおわかりいただけると思います。
ただ、「どうやったら普通に勉強したことになるのか」がわかりませんよね。
そこで登場するのがお金の寺子屋オンラインスクール。利用すれば正答率90%超で合格できます。つまり普通に、もしくは自然と普通以上の勉強ができることになるわけです。


断言できるのは私自身の体験があるからです
3.スケジュール管理が不要
3つ目のメリットはスケジュール管理が不要になることです。

個人的には、これが1番のメリットだと思っています
スケジュール管理は独学を難しいと思わせる大きな壁です。
短期間に詰め込みすぎるとこなせず挫折してしまい、逆にペースが遅いと本番に間に合わなくなってしまいます。
お金の寺子屋オンラインスクールでは試験日から逆算して、2~4か月の勉強期間に応じて4つのコースが順次用意されていきます。
コースによって1日の勉強量は変わりますが、毎日配信される課題をこなせば試験本番に間に合うようになっています。
私がお金の寺子屋の存在を知ったのはとある試験本番の1週間前でした。
ですので、試験日の翌週ごろからスタートする4か月コースを利用して勉強しました。

勉強時間は平均すると1日1時間くらい、最初のうちは30分以下の日も多かったです
この程度の勉強量で本当に間に合うの?と不安になることもありましたが、1日10時間以上働く身としては結果的にこのくらいのボリュームでなければ続かなかったかもしれません。
4.2級の勉強が楽になる
4つ目のメリットは2級の勉強が楽になることです。
理由はお金の寺子屋は、FP2級取得を目指す人向けにコンテンツが作られているからです。
FP2級の勉強内容は3級で勉強した内容の深掘りがメインで、2級で初めて学ぶことはさほど多くありません。

2級で初めて学ぶこと…パッと思い浮かぶのは法人税と消費税くらいしかありません
ですから、お金の寺子屋オンラインスクールを利用すると、3級に合格した時点で2級合格への基礎知識がしっかり備わります。
そこからさらにオンラインスクールを利用すれば、難易度がアップした2級も無理なく合格を目指せるというわけです。
お金の寺子屋オンラインスクールを利用するデメリット

今回ご紹介している勉強方法にはテキスト代が3,900円かかります。
テキスト1冊3,900円は市販のテキストに比べて倍くらいの価格です。(市販テキストは1,600~2,000円程度)


ですが、公式テキストは講義動画に連動して作られているので、使い勝手が抜群に良いです。


中はモノクロで華やかさに欠けますが、変に色を使っていないので目にやさしく、蛍光ペンなどでチェックするととても目立ちます。
しかも公式テキストを購入すると、購入特典として直前対策動画(通常価格3,000円相当)と模試3回分(通常価格2,000円相当)が付いてきます。
つまり、3,900円で8,900円分のコンテンツが利用できるわけです。太っ腹ですね。
直前対策動画は通常講義の特に重要な部分を凝縮したもので、直前の追い込みを強力にサポートしてくれます。

私はトラックの運転中に直前対策動画をラジオ感覚で聞き流していました
また、模試を解くことで重要論点をすべて網羅できます。過去の出題傾向も分析したうえで作成されていますから、問題集を1冊解くよりも効率良く知識が身に付きます。

模試とサイト内の練習問題が解ければ万全。私は別に問題集を買いませんでした
これらの内容を考えると3,900円はむしろ安いくらいで、結果的にデメリットは皆無と言っても過言ではありません。
オンラインスクールの基本的な使い方

オンラインスクールの使い方は、毎日配信される課題を消化するだけととても簡単です。
1週間をひとつのスパンとして捉えると利用しやすく、最低限こなすべき内容は以下の通りです。
平日:毎日配信される講義動画を視聴→確認問題を解く
1日あたりの視聴時間はおおむね30分以下に設定されていますのでちょっとした時間でも勉強できます。
朝夕1回ずつ勉強するとより知識が浸透します。
週末は講義動画の視聴はありません。
代わりにその週の内容に関する復習問題が配信されます。解いてみてできなかった所は復習します。
また、You Tubeで復習問題の解説動画がライブ配信されますので、あわせて活用すると理解が深まります。
勉強するうえで意識したいポイント
ここでは、実際にオンラインスクールを利用した経験から「こんなことを意識すると効率よく勉強できる」というポイントをご紹介します。
1.スキマ時間の活用
勉強するうえで意識したいポイント、1つ目はスキマ時間の活用です。
まとまった勉強時間を捻出するのは日によっては大変なときもありますが、スキマ時間はほぼ毎日何もしなくても勝手に生じます。
ここを活かすか殺すかで最終的な成果が大きく変わってきます。たかが5分と侮らず、空いた時間をどん欲に使うことを意識しましょう。
スキマ時間の活用で大切なことは「スキマ時間ができたらやることを事前に決めておくこと」です。

10分空き時間ができたら講義動画1本見よう
こんな感じですね。
決めておかないと、いざ時間ができたときにやることを探すところから始めることになり、探しているうちに時間がなくなってしまいます。
やることを決めておけばすぐに取りかかれるので時間を無駄にしません。しかも時間が限られていることがわかっているので集中して取り組めます。

1日の始まりに「スキマ時間にやること」を決める習慣を付けましょう
2.テキストは辞書的存在と考える
勉強するうえで意識したいポイント、2つ目はテキストの使い方です。
視聴した動画の内容を確認したいときなどにテキストは辞書のように使うのがおすすめです。
テキストは全部で250ページほどあり、最初から最後まで読もうとすると疲れるからです。
辞書は調べたいことがあるとき、つまり学ぶ意欲があるときに使うものです。
公式テキストも学びたいと思ったときに使うことで、ただ読むより効率よく知識を積み上げることができます。

もちろん、意欲的にテキストを読み込むことを否定はしませんので悪しからず
3.毎日コツコツ続ける
勉強するうえで意識したいポイント、3つ目は毎日コツコツと続けることです。
継続は力なりです。1日の課題すべてをこなせなくても良いので、できる範囲で何かしらFPに触れるようにしてください。
1日何もしない日を作ってしまうと、次にやるのがとてもしんどくなってしまいます。
体調が優れないときに無理をする必要はありませんが、そうでないときは何とかして毎日少しでも勉強に取り組むようにしてください。

ベッドで寝ながら動画を聞き流すだけでも違いますよ
4.遅れたら週末で取り戻す
勉強するうえで意識したいポイント、4つ目は遅れたときの対処法です。
土日は講義動画の視聴がありません。新しくインプットする必要がありませんので、遅れてもあせらず週末で追いつきましょう。
私は勉強期間中にコロナに感染し、1週間まったく勉強できない時期がありましたが、翌週末までにあまり負担を感じずに追いつけました。
1日あたりの勉強量は決して多くないので、あせらずコツコツと知識を積み上げてください。
まとめ

FP3級検定をハイレベルで一発合格する方法をご紹介してきました。
可能な限り、オンラインスクールのカリキュラムに沿って勉強してください。毎日新しい課題が出されるので復習する時間が無いとあわてるかもしれませんが大丈夫です。
試験まで残り1か月になると模試や過去問をひたすら解く時期に突入します。そこで嫌でも復習できますからとにかく毎日少しずつ勉強を積み重ねてください。そうすれば試験当日、自信をみなぎらせて試験会場に向かえるはずです。
この記事の内容を実践したら、余裕をもって試験に合格できると確信しています。

挑戦したみなさんの合格を心より祈念いたします